ファシリテーション

感動と気づきを提供したいからこその、落とし穴

体験型プログラムを取りれるときに、気をつけたいことは?

 

新入社員研修、
マネジメント研修、
チームビルディング研修・・・

 

さまざまな場で、
参加者の「体験」と「気づき」を重視した、
体験型のプログラムが、
研修の定番となってきています。

 

私自身も、経験豊富な講演家の方が、
ご自信のプログラムをバージョンアップしたり、
これまでのキャリアを土台に、
講師としてデビューしたい方のサポートをするときに、

「ただの座学ではなく、体験と納得を軸にしたい」

という話をよく伺います。

やはり、体験型のプログラムは、
参加者の感動や気づきも深くなりますし、
研修後の行動変容も、起こりやすいようです。

 

また、講師ご自身が、体験型のワークショップに参加し、
「こんなのがあったのか!」と感動し、
この感動を自分のプログラムにも取り入れたい!
と思うことも多いようです。

 

小学生のころから、じっとしていられず、
無理して座っていると、すぐ寝てしまう私としては(笑)、
どんどん、体験型のプログラムを取り入れてほしい!!

・・・のですが、
体験プログラムを取り入れる時に、
多くの方が失敗してしまう「落とし穴」があります。

 

それは・・・
「講師である自分は“気づきの達人”であることを忘れてしまう」
ということです。

 

講師の「気づく力」と、
参加者の「気づく力」のギャップ
に気がつかないままだと
「楽しかったけど、得たものは特にない」研修
「不思議な質問をされて、よくわからない」研修
になってしまう可能性があります。

 

日々、視座を高く持ち、
継続的に学び、いろいろなセミナーに行く私たちは、
ちょっとしたことから、すぐに教訓を得てしまいます。

 

「ちょっとミスって電車に遅れた」とか、
「雨に降られて飛び込んだ喫茶店でのやり取り」とか、
本当に些細なことから、学んでしまえる、
「気づきの達人」体質なわけです。。

 

「体験から学びをえる」能力が、
ずば抜けて高いのです。

だから、質の良いアクティビティを受ければ、
それだけで大きな学びを得ることができてしまいます。

 

しかし・・・

 

研修にこられた方は、
「体験から学びを得る」練習を、
していないかもしれません。

 

私たちが、「このワークすごい!」と思ったワークをしても、
そのままだと、「楽しかった!」という感想だけで終わってしまったり、
「このワークから何を学びましたか?」と質問をしても、
「よくわからない」という答えしか出てこないこともあります。

 

むしろ、どれほどすばらしいワークをしても、
そのままだと、楽しかった、びっくりしたで終わってしまうことのほうが、
多いかもしれません。

これは、
参加者の能力のせいでは、ありません。
参加者のやる気がないせいでもありません。

 

原因は、講師が、「気づきの階段」を、
細かくデザインできていないことにあります。

 

講師が、自分自身の感覚をもとに、
とてもラフな形で、
振り返りをリードしてしまっているからです。

 

これを避けるためには、
「体験学習サイクル」を丁寧にまわす必要があります。

①体験:
まずはやってみる。

②内省:
体験の内容や、そのときの感情、
変化を振り返る。

③一般化
学び、教訓を得る。

④仮説化
学びを生かして次の行動や方針を決める。
そして、また⑤体験:
次の挑戦をし、学びを実践してみる
このサイクルを、丁寧にまわしていく必要があります。

 

参加者や・チームの状態を見極めつつ、
研修のテーマや、ここまでの流れと照らし合わせながら、
細かく、一つ一つ、進めていくいく必要があります。

 

時には、その場で次のプログラムを変える必要も、
出てくるかもしれません。

 

講師が、
小さな小さな、「気づきの階段」を積み重ね、
気づきのプロセスを、デザインしていく
必要があるのです。

 

そうすることで、
ワーク慣れしていない参加者も、
自分自身の力で気づきを得られるだけでなく、

参加者の、「気づく力」そのものが高まり、
主体的な、学びがはじまります。

さて、そのためには?

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