エクアドル・アマゾン2010

パチャママへの旅:4日目

パチャママアライアンス・熱帯雨林ツアーの、
4日目。高地から一気に亜熱帯の低地へ。

 

旅行記の始まりは、こちら

 

朝ごはん、2泊したEL JARDINに別れをつける。
素敵なロッジだったな。

 

芝生の生えた広い庭に、コテージ?小屋?ふうの個室。
常に食堂に忍び込もうとたくらんでる飼い犬がいて、
いろんな種類のティーパックがおいてあって・・・

 

そうそう、この部屋から見た、なだらかに傾斜する芝生を見て、
ゲド戦記(原作)の、オジオン師の小屋を思い出したんだ。
なんだか、そこの窪みにオジオンが身を横たえ、
窓の外を、逍遥する魔法使いが、ふっと横切りそうな・・・

 

そして同時に、高校留学でノルウェー到着してすぐの、
合宿所も思い出したな。

 

海外の牧草地って、本当に綺麗で、好き。
ちょっとシャワーの水が冷たかったりしたけど。

 

■出発~最高地点まで。

みんなでバケツリレー式に荷物を運び出し、
ジョニーが運転する大型バスに乗って、出発。

 

アンデス山脈を、徐々に高度を上げていく。

 

人数が多いので、1人ひとり番号を持って点呼をするんだけど、
ガイドの2人も、日本語で点呼。
「ジューハチ」と「ジューク」全く覚えられてない。
(結局いえるようになったのは、最終日近く笑)

 

湖を見下ろすお土産やさんでトイレ休憩。
首の長いアルパカにみんな、群がる。

サッカーボールをヘディングできる羊がいて、一同大騒ぎ。
奇跡を起こすというマリア像がいるという町を通り越す。

 

景色はどんどん変わる、町、街、村、道、
高度がどんどん上がっていき、空気が薄くなるのも感じられる。

 

時々、この街はこんな町で・・・・なんて説明をしてくれて、
そのたびに通訳。

 

エクアドルは多様性のある国で、
それぞれの町やコミュニティーに、名産品があるらしい。

 

ここでは、ビスキッチョという、トウモロコシ製のクッキーのようなもの。
なかなかおいしかった。

 

ああ、そうだ、dulce de leche も食べたんだ。
砂糖を入れた練乳を加熱してつくる、甘いペースト状のもの。
チリではマンハールと呼ばれ、本当に毎日のように食べた。

パンに塗ったり、色々して。

 

6年ぶり?懐かしかった。

 

外国人にはあまり人気ないって言う記憶があったんだけど、
パチャママメンバーには人気だったな。
凄く景色のいいガソリンスタンドで休憩。

 

この旅で最高度の、4100メートルの分水嶺を目指す。

 

そこからの景色は、
酪農地帯。

 

北欧とか、ヨーロッパに近い景色。
ただ、斜面がハンパじゃない。

 

霧と草。乾燥した空気、空は、曇っていたかな。
30度とか40度とか、スキーなら思いっきり上級者コースか
そもそもコースにならないぐらいの急な斜面に、
草が生えていて、牛とか羊が、ちらほら草を食べている。

 

■4100m、エクアドルの自然について
ついにこの旅では一番高いところ、4100メートルに着く。

ちなみに富士山は3770メートル。
馬の鞍のような形に、2つの山の間、少し低くなったところ。

 

高山植物的な、背の低い植物が生えている。
ここは、分水嶺。

 

つまりここが川の流れる方向を決定する。
ここから東側に流れる水は太平洋にながれ、
西側に流れる水は、アマゾンを通って、大西洋に流れる。

 

そんな最初の一滴が、始まる場所でもある。

 

あいにく天気は悪かった。
霧、強い風。小雨。
そして、エクアドルでは要所要所に立っている、
マリア像の祠。

 

少し外に出て、エクアドルの自然についての説明。
要約すると、

 

エクアドルは熱帯にあるのに、海岸から高山までと高度差が大きく、
これがエクアドルの自然の多様性を実現している。
高度を上げると、緯度を上げるのと同じ効果を生態系に与える。

 

だからエクアドルの海岸沿いや、
アンデスを超えた反対側のジャングルは熱帯だし、

 

それから高度を上げると、熱帯雲霧林になり、
さらに高度を上げると日本と同じような植物

 

そして、シベリアと同じような、ツンドラ気候まで・・・
世界中にあるあらゆる様々な生態系が、
1つの国に凝縮されている。

 

そして僕たちはいま、熱帯にある、ツンドラ気候に身をおいているわけだ。

とのこと。

 

凄いなぁ。
寒いので、手短に終わらせて、バスに駆け込む。

 

■石油のパイプライン、フリアンの話。エクアドルについて。
その後、高度をどんどん下げていく。

フリアンによると、この道はコンキスタ(白人の征服者)が、
エクアドルを抜けてブラジルまで行軍した時につかったのと、
全く同じ道らしい。

 

ラテンアメリカの東岸(エクアドルの海岸)から入って、
山を登り、アンデスを抜けて、アマゾンに入り、
ブラジルを抜けて、ラテンアメリカの東岸まで行ったらしい。

 

3年だかかけたのかな、ものすごく過酷な旅(特にアマゾン)だったらしく、
大部分が死んだ、とか。
さすがに歴史とか年代は僕は勉強不足で、
かなり四苦八苦して通訳。

 

みんな優しくサポートしてくれて助かった。

 

時々、鉄のパイプラインが見える。直径80センチぐらいかな。
何の変哲もない感じのパイプライン。

 

実はこれが、アマゾンで取れた石油を、
はるかにアンデスを超えて、海岸まで送り、
欧米に輸出するためのパイプラインらしい。

 

僕はあまり詳しくないんだけど、
アマゾンでは石油採掘と共にジャングルの伐採や魚類の死滅が起こっている。

それだけでなく、
人間赤ちゃんに、大量の奇形児が生まれているらしい。
昔はこのツアーでそういうところにも行ったんだってさ、

 

だけど、その光景を見てトラウマになってしまう人がいたりして、
やめたらしい。

 

そんな、エクアドルの苦しい面についての話も聴きつつ、
高度を下げていく。

 

その間、常に横に、一本の川が流れている。
そう、これは、アマゾンに流れ込む大きな川の1つなのだ。
山からの豊富なミネラルを含んだ、大切な川なんだってさ。
高度が下がると共に、高山植物から針葉樹林、
そして、熱帯雲霧林へと景色が変わっていく。

 

■世界一おいしいチョコレート
昼ごはん。

出てきたのは怪しいスパゲティ。
カップやきそば的な縮れ?に、
なんだろう、野菜炒めに汁をかけて、
伸びた麺がある感じ。

 

そして、デザートは、バナナのチョコがけ。
ちょっとボリューム満点のエクアドル食にノックアウト気味のみんなは、
20人で3人分ぐらい取って、一切れずつ食べることに。

 

世間話をしていると、なんだか笑い声が・・・

 

さっきまでげんなりした顔をしていたメンバーが、
嬉しそうにバナナをむさぼってる。

 

あれ?

と思って食べてみると、これ、ホントにおいしい。

 

ものすごく、もんんのすごく、おいしい。
もうホントに、死ぬほど、おいしかった。
コクがあって、滋味があるっていうのかな・・・・
なんだかエネルギーに満ちてる感じ。

 

もう、本当に、おいしかった。
僕が生きていた中で一番おいしくて、

 

どれぐらいおいしいかというと、おいしい以外の言葉が見つからないぐらい、
おいしかった。

 

どうやら自家製チョコレートらしい。さすがエクアドル。

 

思わず女主人さんに、
「セニョーラ、今まで生きてきた中で一番おいしいチョコだよ!」と絶賛。

 

トイレは、座面のプラスチックが取れている便器。
つまり日本スタンダードだと、男性の「小」しか対応できない形。
これ、チリでもフィリピンでもあったけど、
未だにどうやって用を足しているのか不明。

 

空気椅子?座る?
結局トイレットペーパーを「壁」の上に乗せて、

 

座りました。

 

■どんどん高度を下げていく。
ちょっとづつ、肌寒かったのが蒸し暑くなり、
ホントに熱くなり、熱帯らしくなってくる。

ソテツとか、やしっぽいものとか、
緑も濃くて、生い茂ってる。
ずっとそうだけど、民家がちらほら。

 

高度が上のほうは丈夫な家が多いけど、
このあたりは、木切れで作っただけのような掘っ立て小屋が多い。
こんなところでも、人は暮してるんだよな。

 

こんな、日本なら倉庫だとしか思えないところでも人は暮して、
そして、人生を楽しんで、子どもを作って、

 

そして、一家団欒とかしながら、生きていくんだよな。
今の南北問題って、やっぱり問題だと思うんだけど、

 

だけどじゃあ、彼らの生活が無意味なのか?といえば、
多分、僕たちが外から見る以上に、結構充足してるのかもしれないなとか。
なんだか色々、答えのない事を考える。

 

日差しがきつい。

 

■ホテルEL JARDIN

綺麗なホテル。川が流れてる。
ウェイターがウェルカムドリンクをさっと持ってきてくれる。

 

絞りたてのマラクーバ(パッションフルーツ)だったかな?

 

すっぱくておいしい。一気に疲れが中和されていく。
極彩色のオウムがいる。逃げずに近寄ってくる。

 

さすが南国~なんて思ってたら、
どうやら飛べないように、腱を切られているようだ。ううう。

 

一同長旅が終わってほっとして、空気も濃くて、元気。

 

昨日のシャーマンの話をシェアしたりする。
なかなか激しかったよね~とか。

 

■明日への、チェックイン。

明日はついに、アマゾンに入る。
そのための準備。

 

こちらに置いていく荷物について、
アマゾンに持っていく荷物について
(セスナ機は重量制限が厳しく、最低限のみを持っていく)

そして、畏れと敬意を持って、アマゾンに入っていくこと。
そんな話をする。

 

明日への、スペースを開くために、
PALO SANTO、聖なる木の木片に、火をつける。
こちらのシャーマンもつかうモノらしい。

 

セージよりは少し甘みのある香り。

 

日本の焼香とも通じる香りも少しだけ。

 

1人ひとり、煙を体に浴びる。

 

なんだか本当に、スペースが開いていく。

 

思考が、聖なる空間へと溶け出していく。

 

固めていた自我が、ゆるんでいく。
(※あくまでも、普通の香木です。麻薬ではありません笑)

 

その場ではメインで通訳をしてくれていたひとと、
サブ通訳の僕が、2人して、ぼおっとしてしまって、
通訳にならず(笑)。

 

周りの人が意外としっかりしてて、突っ込みを入れてくれる。

 

それも、これはミーティングの最後に点火するはずが、
なんと、フリアンが間違ってミーティングの最初にやっちゃったもんだから、
なんだかとろけながら、ロジスティックもする事になってしまった。

 

ま、そういうのもありか。

 

そのあと、食事、おいしかった。
そして、パチャママアライアンスのビデオを見る。
僕は少し早めに抜けて、ビデオを先に見て、
みんなが集まってから再生して、同時通訳(?)
そして、少し対話をして、寝たのかな。

 

空気が濃くて、暖かくて、虫の声が聞こえて、
みんな、ぐっすり眠ったみたい。

 

僕もよく寝た。

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