ソリューション・フォーカス(解決志向アプローチ)

「苦労」についての覚え書き

「苦労」そのもの目的ではなく、手段、あるは目標へのプロセスの一部でしかいないということ。

 

大切なのは、「苦労」の存在そのものではなく、

「何のための苦労か」
「どのようにしてその苦労を乗り越えたのか」
「その苦労の中で、役に立ったものは何か」
「苦労から学んだものはなにか」
「それだけの苦労にもかかわらず、どうして何とか生き延びられたのか」

 

つまり、その人、或いは自分自身が持つ
目標や、経験、資質、才能、強さ、耐久力、人間関係、人格、

そういったもの。

 

僕の中には「苦労しなきゃいけない」という思い込みがあって、
自分で勝手に苦労をしていたという反省がある。

 

そしてしんどくなって、他の人を巻き込んだり、
人を笑顔にするチャンスを、逃していたと思う。

だから僕は、苦労しなきゃいけないなんて、人に伝えたくはない。
苦労は、買ってでもするものではない。

 

苦労すべき時には、どうせやってくるんだから、
そのときはきちんと向き合う覚悟を決めて。

 

今うまくいっているなら、そのうまくいっている現実をめいいっぱい楽しめばいい。

 

苦労がやってきたならありがたく受け取って、きちんと学んで、成長して、
成長痛を楽しめばいい。歓びと同じで、苦労だって流れていくものだから。

 

そして苦労が終わったら、またその開放感と達成を楽しめばいい。

 

苦労してでもやりたいチャレンジなら、買ってでもしてもいいかもしれない。
苦労は目的ではない。目的は常に別にある。

 

苦労を目的に苦労しているのなら、すぐにやめて楽しもう。目の前の人を喜ばせよう。

 

もしも何かのために苦労をしているのなら、
何のために苦労をしているのかを明確にしよう。

その苦労を超えたその先に、一体何があるのかを見てみよう。

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幸せな苦労と、辛い苦労があるように思える。

 

そしてその違いは、
「どの位目標がポシティブで、かつ明確なものか」と言うことらしい。

 

「苦労」がなぜ生まれるかと言うと、
ありたい状態、あるべき姿、目標、望み、祈り、スタンダードに対して、
現状が全く適合していないから。

 

このギャップを乗り越えていくことが努力であり、
目標に向けて一歩一歩を積み重ねていくことが成長。

 

(逆にいえば、どんな悲惨な状況でも、目標を持たないなら、
生暖かい泥沼の中に、ただぼぉっと使っていることになる。
突然奴隷から解放され、帰って困ってしまった人達のように。
どこかに行きたいからこそストレスが生まれ、苦労し、克服への欲求が芽生える。)

 

目標を立てず、ただ今の現状が辛いから、これを打ち破ろうとすると、きつい。
暗闇の中で戦っているような気分になる。

 

いつまでたっても、その問題を解決することができない。

 

目標が不明確な故に効率が悪く、
時には取り組まなくてよい課題にすら取り組んでしまうから。

 

目標への接近が感じられない故に、喜びを感じることができないから。
「できない自分」ばかりが見えてしまうから。

目標を立てて、その現実に進んでいくために、
今の一歩一歩を積み重ねていくことは、大変だけど、気持ちいい。

 

自分への賞賛の気持ちがわき、アイディアが浮かび、ワクワクし、

 

自信がつき始めると共に、目の前にあったはずの問題が全く無意味なものになる。
そして更なる可能性を発見する歓びと、
解決を積み重ねていく充実感がある。

 

目標が明確な故に、効率よく動けるし、
未来からやってくるアイディアを手に入れられるから。

目標への接近そのものが快感で、
自分自身を信じることができるから。

実は目標を立てると、今の問題は軽く超えられることがある。
或いは今問題だと思っていることは、無意味なものになってしまうことがある。

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このことから出せる結論が1つ

「最近の若い人は、苦労していないから・・・」という理論は、
修正の余地があるということ。

 

厳密に言えば、

「最近の若い人は、目標を立てる機会が減っているように思える。
そのため苦労のりこえるという機会にも恵まれず、
成功体験や苦難を乗り越える体験を蓄積でないでいる。」

 

「大人である我々にできることは、
彼らが自信をつけ、現状をはるかに超えた目標を立てることができ、
それに向けて努力を積み重ね成長することがでるように働きかけることだ」

 

と言うことになる。

 

「若い人」は、物質的に恵まれ、
生存のための苦闘をしたことがないのは事実。

 

物質的欠乏を乗り越えるという成功体験も、
物質的欠乏を耐え忍ぶというコーピングの体験もしていない。

 

「生き残る」という欲求は脳の中心部のエネルギーを掻き立てるため、
大きなエネルギーとなり、どんな苦労をも乗り越える力となる。

 

それを経験せずに済んだのは、確かに幸福であり、不幸なことでもある。
成功体験を積む、手っ取り早い機会を失ったということだから。

 

だけど、あくまでも苦労と言うものは、目標と現状とのすり合わせのプロセス。
苦労そのものは、僕たちの潜在能力の発揮や、成長との直接の関係はない。

 

何のために苦労をするのか、どのように苦労するのか
苦労から得たものはなんなのか、
どうしてそれだけの苦労ができるのかが大切だから。

 

そして、本当に大切なのは、前に進むということだから。

 

前に進むのなら、目標を作ればいい。
もし苦労が必要なら、目標を立てた途端に、勝手にやってくる。
もし苦労せずに達成できたのなら、その幸運と自分の才覚を喜び、
もっと大きな目標を立てればいい。

 

そして生存の欲求ではなく、より大脳新皮質あたりから来た、
普遍性の高い目標を立てて、それに向かって行動すればいい。

 

「物質的欠乏から逃れる」という目標こえて、

「歌を通して世界中の人と愛を分かち合う」とか
「この分野を決めて世界で全く新しい理論を作る」とか
「環境問題を解決して、誰もが長生きできる世界を作る」とか。

 

自分の中で、何かエネルギーを与えてくれる出来事を煮詰めて、
自分が本当にやりたいこと、やっていて幸せなことを凝縮して、
他の人も幸せになる形で提唱すればいい。

 

そうすれば、人は前進し続けることができる。

 

経験し、克服し、仲間を作り、成功し、才能を発揮することができる。

 

一瞬蛇足。

「若い人」とかいいつつ、僕は27才。
ちょっと距離をとりたくて、「若い人」と言う言い方をしたけど、
かの有名なサカキバラセイト君と同じ82年生まれ。

 

「17歳は狂った世代」的なことをメディアがかきたてた時は、
怒り狂ったもんだ。

 

何度オジサン・オバサン・・・
おっと、これは差別用語か。「新鮮なエネルギーに不自由な方々」から
「若い人は」という陰口を聴かされたことか。

 

本当にチャレンジし、苦しみを乗り越え、目標を達成してきた素敵な人たちは、

若い人たちの陰口を言う代わりに、
「今自分に何ができるか」を考え、
周囲の人をエンパワーしているような気がするね。

 

・・・

 

苦労そのものは、実は付随物でしかない。

 

それだけの苦労を乗り越えさせたその人の努力や、
それだけの苦労をものともしないその人の強さや
それだけの苦労をする源となったその人の目標の高さを賛美しよう。

::::::::::::::::::::

そしてもう1つ。

苦労があるという事実そのものが、あなたがどこかに行こうとしていることを
端的に示している。

 

どこかに行こうと思わない限り、
問題は見えないし、苦労もしない、ただの現状があるだけだから。

 

だから、苦労できている自分の能力を、賛美しよう。
あなたの胸の奥に、望みの火がともっている証拠だから。

 

そして、本当はどこに行きたいのかを、もう一度思い出そう。
あなたが行きたいと思っているところは、

 

その苦労がなくなったところではなく、
その苦労とは別の次元の、何かすばらしいものがある世界なはずだから。

 

もし今あなたが苦労の中にいるのなら、あなたは正しい。

 

あなたは、この世界で前進しようとしているのだから。

 

あなたにそれだけの力を与えたのは何なのか、それを見つめなおそう。

 

その力は、あなたの胸の奥の愛や優しさ、強さ、
克己心、そしてなたを愛し、愛し続けてくれている誰か大切な人からきているはずだから。

:::::::::::::::

だから、一緒に歩いていこう。

 

足元の奈落も目には映るけど、
それは飛び越える注意さえすればいいだけのこと。

 

行きたいその先へと、一緒に進んでいこう。
その先の景色へとたどり着いた時の喜びを、
今でもイメージし、感じることができる。

その景色を思い浮かべるだけで、微笑が湧き起ってくるはず。

 

僕だって結構辛い。そんな時もある。
それだって、成長痛なんだ。
壁をまたぎ越えるほどまで大きくなるための。

 

かなたの夢を手の平に乗せられるぐらい、巨きくなるための。

 

多分僕があこがれるすごい人たちも、
今この瞬間も、笑顔で苦労しているんだろう。

 

彼らは、高い目標を立て、前進を楽しんでいるからこそ、かっこいいんだから。
(多分彼らは、そのプロセスを、「苦労」や「努力」とは呼ばないだろうけど)

 

だから、僕達も一緒に歩いていこう。

 

今まで46億年間進み続けてきた全ての生命が、
僕達の前進を後押ししてくれる。

 

この胸のうちの炎を、大切に運んでいこう。

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